ギタリストの布袋寅泰(52)が米ロック歌手、イギー・ポップ(67)とコラボレーションした。10月1日に発売するアルバム「New Beginnings」に、イギーが2曲ボーカルで加わり、それぞれ作詞も手掛けた。「パンクのゴッドファーザー」の異名を取る重鎮と日本のロックスターの共演は大きな話題になりそうだ。
ザ・ローリング・ストーンズのプロデューサーで知られるイギーの友人、ドン・ウォズ(61)を通じて、布袋がオファー。今月上旬、米マイアミでレコーディングした。2曲のタイトルは「How the Cookie Crumbles」と「Walking Through the Night」。ともに重厚なロックナンバーだ。イギーは「2曲とも作品の方向性が明確で、ロックンロールがしっかり存在していて最高だ。この楽曲たちに関われて誇りに思う」と話した。
布袋にとって再挑戦となる一作だ。「新たな夢をかなえたい」と12年8月にロンドンに移住。今作は、現地で完全制作し「ギタリズム(88年発売のアルバム)で僕は“世界へ”の夢に挑み破れた。あれから25年。再びその夢にチャレンジするためにロンドンに渡り、この作品を作った」と明かした。
4人の世界的なプロデューサーを迎えて制作し「イギーが参加してくれた2曲をはじめ、4人の敏腕プロデューサーとともに作り上げたこのアルバムで、僕は2度目のデビューを果たす」と意気込んでいる。