映画!!DVD!!ドラマ等々!!

PFCcV81F

映画やDVD,ドラマ等のオススメや非オススメを紹介するスレッド♪
  • [137] SS 2016/09/17 11:42

    PFCcV81F
    『トムアットザファーム』
    フランス・カナダ映画

    『わたしはロランス』などのカナダ出身の監督グザヴィエ・ドランが、亡くなった同性愛の恋人の家族との奇妙な関係をバイオレンスを交えて描くサスペンス。恋人の葬儀に出席するために田舎へ向かった主人公が、恋人の兄で暴力的な男と過ごすうちに心に変化が生じていくさまを映し出す。主人公の青年をドラン自身が演じ、脚本と編集、衣装も担当。激しい愛と暴力、独特で繊細な人間関係など、若くして国際映画祭を席巻するドランの演出手腕に注目。

    恋人のギョームがこの世を去り、葬儀に参列するために、彼の田舎に足を運んだトム(グザヴィエ・ドラン)。しかし、ギョームの母はトムのことを知らず、一方ギョームの兄フランシス(ピエール=イヴ・カルディナル)はトムとギョームの関係を他言しないようにと強く言い聞かされる。フランシスに脅されるうちに、トムはフランシスに死んだ恋人の姿を重ね合わせるようになり……。

    この映画が教えてくれるのは、田舎や保守的な郊外、同じ考えの者が集ったサークルに参加すると、
    最初は様子を伺ってみても、そのうち無言の暴力を感じる様になるというものだ。

    監督のグサヴィエ・ドランは、若干25歳でカンヌ映画祭の審査員を勤める程の鬼才であり、素晴らしい俳優でもある。
    この作品は、
    審査員に任命されるまでに撮影したもの。

    彼自身の生き様の苦悩が詰まっている作品とも言える。
    映画業界が米国及び興行収入だけで評価される事を危惧した秀作と言えるのではないだろうか。

    ただのゲイ映画ではないので(苦笑)あしからず。
    イイネ! 返信
  • [136] SS 2016/09/16 01:32

    PFCcV81F
    『独裁者と小さな孫』
    ジョージア.フランス.イギリス.ドイツ競作映画

    ベネチア国際映画祭やシカゴ国際映画祭など、各国の映画祭で称賛された人間ドラマ。とある国の独裁者として君臨するもクーデターによって追われる身となった老いた男が、幼い孫を連れて逃亡した果てにたどる運命を描く。メガホンを取るのは、『キシュ島の物語』『カンダハール』などで知られるモフセン・マフマルバフ。ユーモアとスリルをちりばめながら平和を深く見つめた物語もさることながら、主人公の孫にふんしたダチ・オルウェラシュヴィリの愛くるしい姿にも注目。

    年老いた独裁者(ミシャ・ゴミアシュヴィリ)による支配が続いていた国で、大規模なクーデターが勃発。幼い孫(ダチ・オルウェラシュヴィリ)と一緒に逃亡した独裁者だったが、政権維持を理由に無実の人々を手に掛けてきたことから激しく憎まれており、変装することを余儀なくされる。孫にも自分が誰であるかを決して口に出さぬよう厳しく注意し、追手などを警戒しながら海を目指す。さまざまな人間と出来事に出会う中、彼らは思いも寄らぬ光景を見ることになる。


    世界中のどの国で観ても良い映画、ストーリーだと思う。あんまりこのての映画はSS個人では観ないんだけど、難しい話ではないので世界中の人がこの映画を観れば少しは世界が変わる様な…変わんね〜か(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [135] SS 2016/09/15 01:33

    PFCcV81F
     『HANABI』

    ベネチア国際映画祭でグランプリに輝いた北野武監督第7作。追われる身の刑事とその妻の逃亡劇を、これまでの乾いた視点から一転、叙情的な描写で挑む。バイオレンス・シーンの後の静寂など、“静と動”の見事な対比を通し、監督の死生観を浮き彫りにした手腕はさすが。また月夜に照らされた雪の青白さや、駅構内の緑がかった色彩など、凝った映像美も見どころ。ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進共演。人生を走り続けてきた刑事・大西。彼が不治の病の妻を見舞う中、同僚の友人が犯人逮捕の際に大西の身代わりとなって撃たれてしまう。妻や子に逃げられ、半身不随で仕事も解雇された友人に言葉もない大西。さまざまな人への“想い”に駆られた彼は、銀行強盗を決意するが・・・。

    相変わらずフレンチな映像とバイオレンスさは北野武映画らしいw
    でもなんかアート感が中途半端に入ってるのが気になるのは俺だけかな(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [134] SS 2016/09/14 01:08

    PFCcV81F
    『座頭市』北野武ver


    その日、訳ありの三組が同じ宿場町にやってきた。一人は金髪で朱塗りの杖を持ち、盲目の居合いの達人・座頭市。もう一組は浪人の服部源之助とその妻おしの。殿様の師範代という身分を捨てた服部は、病気を患う妻のために用心棒の職を探していた。さらにもう一組、旅芸者のおきぬとおせいの姉妹。彼女たちの三味線には人を殺めるための仕掛けが施されていた。それぞれに影を秘めた三者の皮肉な運命の糸は、町を仕切るヤクザの親分・銀蔵と大店の主人・扇屋を介してついに交錯、やがて因縁や怨恨の入り交じる壮絶な闘いが幕を開ける。

    本家の勝新太郎の座頭市とよく比較にあがるけど、それ自体がナンセンスで俺(SS)的には全然北野武の市は良かったしカッコいいと思う。
    勝新の座頭市を意識しない独自の解釈で作ってるのがよくわかるし、勝新太郎と比較したいなら本家見ればいいじゃんと比較してる奴らに言いたい(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [133] SS 2016/09/08 14:20

    PFCcV81F
    俳優の小栗旬が、主演をつとめる映画『銀魂(ぎんたま)』(2017年公開)のオールアップを迎えた。6日、同作のメガホンをとる福田雄一監督のTwitterで明かされた。


    空知英秋氏の人気コミックを実写映画化する話題作。小栗が主人公の坂田銀時を演じるほか、菅田将暉、橋本環奈、長澤まさみ、岡田将生ら主役級のキャストが顔を揃える。

    福田監督は「銀魂、とうとう銀ちゃん、オールアップ!小栗くん!2カ月、本当に楽しかったよ!」とツイートし、満面の笑顔でダブルピースを決めた小栗との2ショットを掲載。「万事屋の2人をはじめ、キャスト全員楽しく臨めたのは、すべて小栗くんの作る雰囲気によるものです!」と感謝をつづり、さらに「空知先生からのサプライズ色紙が飛び出して!これ、すげえ!」と原作の空知氏から贈られた直筆のイラストとメッセージを公開した。

    ◆ファンの反応「最高の笑顔」「公開待ちきれない」

    色紙には坂田銀時に扮した小栗のイラストと共に「小栗銀さんへ 2ヶ月間万事屋を営んでくれてありがとうございました。あなたはもう僕の大切な金ヅル 坂田銀時の一人です。なので8000億ください(山田優でも可)」と空知氏らしい感謝のメッセージ。このツイートは約3万リツイートに迫る(※6日11時時点)反響となり、ファンからは「小栗さん最高の笑顔!」「空知さんのイラストめちゃくちゃ似てる」「愛のあるコメントが泣けてくる」「山田優でも可ww」「公開が待ちきれない」などの声が寄せられている。
    イイネ! 返信
  • [132] 2016/08/29 06:14

    OeviWpAY

    ギャラクシー街道

    2015年の三谷作品。
    主演は香取慎吾、綾瀬はるか。
    遠憲とか大竹しのぶさん、ミラクルひかるあたりがいい味を出してて、TM西川君も酷いキャラで熱唱!

    変身してダサくなるという素晴らしき三谷ワールド。
    小栗がこのように変身。
    まずスマートじゃないし(笑)
    イイネ! 返信
  • [131] SS 2016/08/14 06:30

    PFCcV81F
    『JIMI〜栄光への追跡』


    ジミヘンの有名になるまでのノンフィクション映画。
    ジミを演じるのは、アンドレ3000というヒップホップのミュージシャン。最近は俳優として活動しているらしいが、初めて見る人。この映画のために左利きのギターの猛特訓をしたというが、にわか仕込みの左利きとは見えない熱演。

    ロックやブルースのミュージシャン物の伝記映画は、大抵無名時代から始まって、最初は謙虚やのに売れるに従って傲慢になって酒やドラッグに溺れた末に転落していくか、踏みとどまって名声を保つというパターンが多い。

    一方、この映画のジミは売れていない時でも傍若無人で、無名時代にジミを発見してマネージャーになるチャス・チャンドラーに引きあわせたり、いろいろと世話を焼いてくれた恩人のリンダ・キース(ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの当時のガールフレンド)をあっさり袖にして、キャシー・エッチンガムと付き合ったり。さらに別の女と浮気したりして大物ぶりを発揮する。

    もっともリンダ・キースと恋人関係にあったという事実はないみたいで、映画でもはっきりとは描かれていない。ただ、映画ではジミに関わる3人の女性にかなりの時間を割り当てていて、その分演奏のシーンが思ったより少ないので期待していた内容とちょっと違ったかなという印象。

    リンダがキース・リチャーズのイニシャル入りのギターを勝手に持ちだして自分のギターを買えなかったジミに与えるというシーンもある。このギターはその後二人の間を行ったり来たりするが、その際に手荷物預かりの札でやりとりするのは事実やったかどうか分からんけど、演出として洒落てる。

    映画の中で演奏シーンが少ないのは、ジミの遺産管理団体がオリジナル曲を使うことを許可しなかったということが理由の一つ。
    したがって、映画ではパープル・ヘイズなどオリジナル曲が演奏されないが、上映館の売店では「パープルHeys」という名のオリジナルドリンクが売られていたらしい。

    演奏がカバー曲に限られてしまったのは映画にとっては制約でしかないが、そこを逆手に取って他のミュージシャンとの接触シーンがいくつか組み入れられているのは面白い。

    特に、渡英前から会いたいと行っていたエリック・クラプトンは自分のライブの舞台にジミを飛び入りで上げて演奏させたところ、その腕前に衝撃を受けて楽屋に引き込んでしまったという逸話のシーンなど、本人がこの映画を観たらどう思うかなど想像するのも楽しい。このクラプトンを演っていた俳優、名前もしらんけど若いころのクラプトンに結構似てる。

    結果として、ガールフレンド(リンダ・キース)をジミに取られたことになるキース・リチャーズは、リンダ・キースの父親に愚痴って介入させるシーンがあって、本人は見たくないやろと思う。

    ビートルズのポールとジョンがジミの演奏を聴きに来るシーンもある。ここではジミが発売直後の「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のレコードを楽屋に持ってきて、僅かな練習時間でいきなりオープニングに演奏してしまう。

    そんな風に、有名ミュージシャンや音楽関係者が多数登場して結構楽しめる。ここまでやるなら、フーも出して欲しかったところ。残念ながら、フーと演奏順番をめぐって揉めたというモンタレー・ポップ・フェスティバルへの登場直前が映画のラストシーン。
    揉めるシーンもやってほしかった(苦笑)

    ノンフィクションとうたいながら結構着色されているみたいで、実際に上映の際ジミの当時の彼女からはあんな暴力的な人ではなく、ギターを持ってない彼は大人しいシャイな人だったと起訴を起こされている(笑)
    俺が観た感じでもかなりジミヘンが酷い人間に描かれてる様に見えた(苦笑)
    愛が無さすぎwww
    あ、あとリンダ・キース役の女優が可愛い過ぎる!
    ジミヘン好きにはお薦め!
    イイネ! 返信
  • [130] SS 2016/08/13 01:56

    PFCcV81F
    主演・小栗旬、監督・福田雄一氏のタッグによって空知英秋氏の人気コミック「銀魂」を実写化した映画の新キャストが発表された。坂田銀時(小栗)が営む“万事屋”で働く志村新八に菅田将暉、宇宙最強を誇る絶滅寸前の戦闘種族・夜兎(やと)族の生き残りの少女・神楽に原作同様オレンジ色に自身の髪を染めた橋本環奈など、豪華な俳優陣が名を連ねた。


    同作の舞台はパラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた時代に己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時(小栗)と、ひょんなことから出会った仲間の身に起きる、様々な事件を描いていく。

    菅田・長澤のほか、容姿端麗でありながら腕っぷしの強い新八の姉・妙役は長澤まさみ。これまでの印象を覆す変顔も披露したという。

    そして、銀時の幼馴染でありかつての盟友の桂小太郎を演じるのは、小栗との共演経験も多い岡田将生。福田組常連のムロツヨシは、銀時が頼りにするからくり堂の店主・平賀源外役で参加。年齢の高い設定にも関わらず「いつものムロさんで演じてほしい」と福田監督から言われ困惑しながらも、特殊メイクでハゲのカツラと口髭を施して撮影に挑んだ。

    中村勘九郎・柳楽優弥・吉沢亮も参戦


    真選組局長の近藤勲は「二枚目も三枚目も演じられて、誰も思いつかないけど誰もが納得できる俳優さんを考えたら…」と小栗からの強い推薦で中村勘九郎。さらに、人一倍プライドが高くクールな真選組一のモテ男・土方十四郎は柳楽優弥、腹黒で毒舌・ドSの沖田総悟には吉沢亮を起用した。

    なお、今後も追加キャスト発表を予定している。

    『銀魂(ぎんたま)』(2017年公開)で神楽役を演じる橋本環奈(Rev.from DVL)が役作りのための体幹トレーニングを経て、1日5時間ものアクション練習に励んでいることを明かした。

    橋本は11日付のブログで「昨日は5時間アクション練習でした!ワイヤーアクションの為に体幹トレーニングとかしてるんですけど、やってて思うのは神楽、つよい。笑」と報告。演じる神楽は“宇宙最強”を誇る戦闘種族・夜兎(やと)族の生き残りの少女。「夜兎族計り知れないです。神楽は強くてかっこよくて、とにかく近づきたいです」と改めて役作りへの意欲を燃やした。

    「走ったり自転車漕いだり、大変だなぁ〜って思う事もあるけど、撮影現場で銀さんがアクション撮影してるのを見ると、凄くカッコよくて、神楽もこのままではダメだなと思うんです」と主人公・坂田銀時役の小栗から刺激を受けていることを明かし、「明日からアクション撮影だから頑張るぞーい!」と勢いよくつづった。

    ◆「事務所NG関係なし」宣言に期待

    宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍が衰退の一途をたどる時代、己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時とその仲間に起きる様々な事件を描く同作。キャスト陣には橋本のほか、ツッコミ担当・新八役に菅田将暉、志村妙役に長澤まさみ、桂小太郎役に岡田将生、平賀源外役にムロツヨシ、真選組の土方十四郎役に柳楽優弥、沖田総悟役に吉沢亮、近藤勲役に中村勘九郎と主役級の豪華キャストが顔を揃え話題を呼んでいる。

    ビジュアル解禁はまだだが、橋本は髪の毛をオレンジ色に染めて撮影に臨んでいることが明かされている。また神楽はゲロを吐く“ゲロイン”の異名をとり、橋本はTwitterで「ゲロインとして、鼻ホジもあり、事務所NG関係なしに頑張ってます。笑 ご期待下さい」とコメント。これまで見たことのない橋本環奈の姿に期待が高まっている。

    どうかね…。
    イイネ! 返信
  • [129] SS 2016/08/12 01:32

    PFCcV81F
    『アパートメント1303号室』


    2007年にアメリカ資本で製作された日本製ホラー映画「1303号室」をミーシャ・バートン主演でリメイク。呪われた部屋の謎を追う女性に襲いかかる数々の恐怖を描く。共演にレベッカ・デモーネイ。デトロイトの高層マンションに引っ越してから数日後、13階の1303号室から転落死したジャネット。アルコール依存症に陥った母から、逃げるように一人暮らしを始めた彼女の自殺と断定されたが、その結果に納得できないジャネットの姉ララは、妹の死の真相を突き止めるべく、同じ部屋に移り住むことにする。「この部屋には、なにかがいる…」ララの身に次々に降りかかる恐怖。次第に明らかになる、1303号室に隠された残酷な秘密とは。そしてララの運命は…。

    一応、ホラーなんだけどアパートの住民も霊でしたみたいな、どうかな〜ってな感じで後味もなんだかね(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [128] SS 2016/08/11 00:44

    PFCcV81F
    『誰も知らない』


    1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材として、是枝裕和監督が15年の構想の末、満を持して映像化した作品である。母の失踪後、過酷な状況の中幼い弟妹の面倒を見る長男の姿を通じて家族や周辺の社会のあり方を聴衆に問いかけた。日本国内においては、主演の柳楽優弥が2004年度の第57回カンヌ国際映画祭において史上最年少および日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得したことで大きな話題を呼んだ。また、キネマ旬報やフランダース国際映画祭(Flanders International Film Festival Ghent)において最優秀作品賞を獲得するなど、国内外の映画賞を多数獲得。2004年度の日本映画における最も高い評価を得た作品の一つである。

    2DKのアパートに、スーツケースを抱えた母親のけい子と息子の明が引越ししてくる。アパートの大家には「主人が長期出張中の母子2人である」旨挨拶するが、実はけい子には明以外の子供が3人おり、スーツケースの中には次男の茂、次女のゆきが入っていた。長女の京子も人目をはばかり、こっそり家にたどり着く。

    子供4人の母子家庭との事実を告白すれば家を追い出されかねないと、嘘を付くのはけい子なりの苦肉の策であり、彼女は大家にも周辺住民にも事が明らかにならないよう、明以外は外出を禁ずるなど、子供たちに厳しく注意する。

    子供たちはそれぞれ父親が違い、出生届は出されておらず、大家には小学校6年生と紹介した明も学校に通ったことさえなかった。

    転入当初は、日中けい子が百貨店で働く間に明が弟妹の世話をする日々が続くが、新たに恋人ができたけい子は家に不在がちになる。やがてけい子は恋人と同棲を始め、子供達の生活費は現金書留で送り帰宅しなくなる。そこから兄弟だけの、誰も知らない生活が始まる。明は茂とゆきの父親たちに金の無心目的に会うが、それぞれの事情からお小遣い程度しかもらえない。

    母が姿を消して数か月後、生活費は送られてこなくなり底をつく。料金滞納から電気・ガス・水道も止められ、子供たちだけの生活に限界が近づき始める。

    そんな中、4人は遊びに行った公園で不登校の中学生・紗希と知り合い、打ち解ける。兄弟の凄惨な暮らしを目の当たりにした紗希は協力を申し出て見知らぬ男とカラオケに行き、もらった現金を明に手渡そうとする。しかし、それが援助交際で手に入れた金と知る明は現金を受け取れずに立ち去る。

    いよいよ食料が底を突く。明は顔見知りのコンビニ店員から賞味期限切れの弁当をもらい、以前友人たちからのいじめで万引きと間違われた店で本当に万引きするようになる。水は公園で確保し、兄弟たちは一日一日を必死に生きのびる。コンビニ店員から児童相談所行きを勧められた明は「前にそうしたらややこしくなって4人一緒に暮らせなくなる」と答える。

    そんな不条理な環境を我慢し兄として振舞い続けた明だったが、ある日、言うことを聞かない妹弟たちに鬱憤が爆発し衝動的に家を飛び出す。 飛び出した先で、ひょんなことから少年野球チームの助っ人を頼まれ、日常を忘れて楽しむが、家に戻った明が目にしたのは、ベランダの棚の物を取ろうとして転落し、そのまま目を覚まさなくなったゆきと、それを見つめながら呆然と座り込んでいる京子と茂の姿だった。

    病院に連れて行く金も薬を買う金もなく、明は薬を万引きするが、その甲斐なく翌日ゆきは息絶える。

    明は紗希に借金を申し込み、ゆきの好きだったアポロチョコを沢山買い、亡骸を詰めたスーツケースを生前ゆきが憧れた飛行機がよく見える羽田空港近くの河川敷に埋め、二人で弔う。

    後日、いつも通りコンビニ店員から売れ残りの惣菜をもらう兄弟と、彼等に寄り添う紗希の姿があった。彼らはいつもと変わりなく、いつものように自分達のアパートへ帰っていく。

    これはフランス映画的な深さの話しで素晴らしい作品だと思う。ま、有名な役者やイケメン、可愛い女優やアイドルが出てるわけじゃないので一般的にはウケないかと思うけど(苦笑)
    俺は好きですよ
    イイネ! 返信
  • [127] SS 2016/08/08 01:51

    PFCcV81F
    『悪夢探偵2』

    昨日あげた悪夢探偵の続き。って言っても続いてはなく別の話しだけども。

    他人の夢の中に入れる特殊能力を持つ影沼京一は、幼い頃に自殺した母親の夢に悩まされていた。
    世界の全てに怯え、夫や息子の京一さえも怖がり、自ら命を絶った母の逸子。

    そんな時、女子高生の間城雪絵が影沼の元を訪ねる。
    怖がりの同級生の菊川夕子の事を倉庫に閉じ込めて以来、彼女が夢に出てきて眠れなくなったという。
    面倒事に巻き込まれたくない影沼は、菊川に謝れと突っぱねる。

    しかし、雪絵と一緒に菊川を倉庫に閉じ込めた友人の睦美が、授業中に心臓発作で亡くなる。
    菊川が殺したと思い込み、怯える雪絵は、菊川に謝るために彼女の家に向かう。
    怖がりだった母を思い出した影沼も菊川家を訪れるが、菊川は逃げ出し行方不明に。

    菊川を倉庫に閉じ込めた3人全員が同じ夢に悩まされていたとわかり、もう一人の友人アキ子も突然の心臓発作で亡くなる。

    一方の影沼は、母の夢の意味を探して実家の父に話を聞く。
    逸子は他人の心を読むことができ、京一がその力を受け継いでしまった事を悲観して殺そうとさえしたのだ。

    菊川と母の面影が重なる影沼は、彼女に会うために雪絵の夢に入る事を決意する。

    中々深い悲しいホラーってな感じで俺的にはいい映画だと思います。
    イイネ! 返信
  • [126] SS 2016/08/07 02:22

    PFCcV81F
    『悪夢探偵』

    眠りながら自分の体を切り刻むという、不可思議な事件が立て続けに発生した。
    共通点は、2人が自殺志願者だったという事と、「0(ゼロ)」という人物とコンタクトを取っていた事。

    「0」が通話で暗示をかけていると考えられ、慎重な捜査が行われていく。
    そして、別方面からの調査も同時進行で行われる。
    その調査の協力者は、他人の夢の中に入り、悪夢を取り除くことが出来る青年、影沼だった。
    自ら志願して現場捜査に配属された、キャリアの女性刑事、霧島は厄介払いで影沼の担当にされる。

    やがて霧島の部下、若宮が「0」との接触に成功するが、彼は3人目の犠牲者となってしまう。
    霧島に頼まれて、若宮を救うために彼の夢に入り込んだ影沼だったが、彼も大怪我をしてしまう。

    霧島は自分から「0」に電話をし、嫌がる影沼に協力させようとする。
    やがて眠りに落ちてしまった霧島は「0」の悪夢に追いかけられるが、そこに影沼が助けに現れる。
    そしてトラウマが明らかになっていく中で、「0」は命を落とす。
    そして影沼と霧島は、夢の中から無事、生還したのだった。

    その頃、自殺を図って病院に運ばれ、治療を受けていた身元不明の男性が、命を落とした。
    運ばれてからずっと意識不明だった彼の携帯には、なぜかたくさんの通話記録が残っていた。

    この映画は塚本作品にしてはストーリーがわりとあるw
    相変わらずアングラなワールドだけど。
    hitomiが芋演技だけどもかなりイイ(笑)
    イイネ! 返信
  • [125] SS 2016/08/07 02:18

    PFCcV81F

    ≫124

    因みにこれ、武井壮出演シーンw
    どうでもいいけど(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [124] SS 2016/08/06 02:05

    PFCcV81F
    『ミルカ』

    映画『ミルカ』はローマ・オリンピックの会場にミルカ(ファルハーン・アクタル)が姿を現すところから始まり、「ミルカ、走れ(バーグ)!」というランヴィール・シン・コーチ(ヨグラージ・シン)の言葉につい亡き父(アート・マリク)の悲痛な叫び「ミルカ、逃げろ(バーグ)!」を重ね合わせてしまい、背後を振り向いて4位に落ちてしまう、というエピソードが描かれます。シク教徒だったミルカの父は、インド・パキスタンが分離独立をした1947年、今はパキスタン領となっている故郷の村でイスラム教徒に殺されたのでした。

    オリンピック後に行われるインドとパキスタンの親善陸上試合では団長を務めなければならないのに、「パキスタンには行かない」と言い出すミルカ。そのミルカを説得するため、ネルー首相(ダリープ・ターヒル)の命を受けて、スポーツ担当大臣(K.K.ライナー)がランヴィール・シン・コーチと共にミルカの家があるパンジャーブ州チャンディガルに向かいます。その時ランヴィールに頼まれて同行したのが、ミルカの軍隊時代のコーチであるグルデーウ・シン(パワン・マルホトラ)でした。グルデーウ・シンは行きの列車の中で、ミルカの生い立ちと青年時代、そして軍隊で彼が遭遇した苦難について語ります...。




    (C)2013 Viacom18 Media Pvt. Ltd & Rakeysh Omprakash Mehra Pictures

    こうして、映画はパキスタンとの親善陸上試合が終わるまでを描いていきます。映画的に脚色してある部分もありますが、基本的にはミルカ・シンの前半生を辿り、歴史に翻弄されたアスリートの姿を浮き彫りにします。映画を製作するにあたって、ミルカ・シン本人も全面的に協力し、ファルハーン・アクタルに走法を指導したりしたそうで、ファルハーン・アクタルが作り込んだ肉体が物語にリアリティを持たせています。

    プロゴルファーであるジーヴ・ミルカ・シンのお父さん、という方がわかりやすい方もいらっしゃるかも知れませんね。この機会にぜひ、ミルカ・シンの名前を憶えて下さい。

    因みにまだ無名に近かった武井壮が日本人選手役で出てたのがちょっとワロタ(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [123] SS 2016/08/04 01:10

    PFCcV81F
    『バレットバレエ』


    10年間つきあっていた恋人・桐子を、突然の拳銃自殺で失ったCMディレクターの合田は、事件をきっかけに「死」と「拳銃」に傾倒し始めていた。ある夜、泥酔した彼は以前怪我を負わされたことのある不良グループの少女・千里に出会い因縁をつけるが、逆に千里の仲間である後藤らに打ちのめされてしまう。不良グループに復讐すべく、拳銃を求め街をさまよい歩く合田。しかし、そう簡単に入手出来ず、彼は拳銃を密造するがそんなもので相手にダメージを与えられる筈もなかった。その頃、不良グループは台頭する新しい不良グループを潰す抗争を計画していていた。それを知った合田は、遂に本物の拳銃をゲットし抗争に乱入。しかし、不良グループのカリスマ的リーダーの出射によって伸されてしまう。それから暫くして、不良グループのメンバーが次々に何者かに殺害されるという事件が発生した。死の魅力に取り憑かれていた千里に不思議なシンパシーを感じ始めていた合田は、千里に助けを求められグループのアジトに身を寄せるが、そこに現れたのは後藤によってボクサーである孫を殺害されたヤクザの工藤であった。激しい銃撃戦が展開され、出射らが凶弾に倒れる中、合田が工藤に発砲。怪我を負った工藤は姿を消し、合田と千里、後藤が生き残った。朝、後藤は仲間の遺体を燃やし、合田と千里は傷ついた体のままそれぞれの方向へ向けて走り出す……。

    当時まだBJCだった中村達兄さんがチームの頭やってるんだけど、チーム過ぎる(笑)
    演技は芋過ぎるけど見応えは充分(苦笑)
    しかし塚本監督の世界観は統一されてる、ある意味みんな一緒だけど(苦笑)
    イイネ! 返信
  • [122] SS 2016/08/03 01:21

    PFCcV81F
    『さよなら渓谷』


    尾崎俊介(大西信満)と妻のかなこ(真木よう子)は、都会から離れた緑豊かな渓谷で暮らしていた。
    そんな長閑な町で起こった幼児殺害事件は、
    その実母が実行犯として逮捕されるというショッキングな結末で収束に向かっていた。
    しかし、事件は一つの通報により新たな展開を見せる。
    容疑者である母親と俊介が以前から不倫関係にあり、
    共犯者として俊介に嫌疑がかけられたのだ。
    そしてこの通報をしたのは、妻のかなこであった。
    なぜ、妻は夫に罪を着せたのか。
    事件の取材を続けていた週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、
    必要以上の生活用品も持たず、まるで何かから隠れるようなふたりの暮らしに疑問を抱く。
    そして、衝撃の事実を知る。
    15年前に起きた残酷な事件の加害者が俊介であり、かなこが被害者だったのだ。
    果たしてこの関係は憎しみか、償いか、それとも愛なのか。

    小説的な中々深い良い映画っすね。
    そして真木よう子のセクロスシーンがイイ(笑)
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  • [121] SS 2016/08/02 02:03

    PFCcV81F
    『双生児』

     「鉄男」の塚本晋也監督が、本木雅弘、りょう主演で、江戸川乱歩の同名小説を大胆にアレンジして映画化したファンタジック・ホラー。明治末期。大徳寺雪雄は、大徳寺医院院長としての地位と名誉、そして若く美しい妻・りんに囲まれ、誰もが羨むような境遇にあった。ただ気掛かりは妻・りんが雪雄と出会う前に遭った大火事のせいで記憶喪失になっていることだった。やがて、そんな彼に次々と不幸が襲い掛かる……。

    個人的にはこの映画は最高だった!素晴らしい!
    あ、勿論ストーリーはそんなにだけど(苦笑)
    世界観は求めてるものでした。
    結局俺はストーリーじゃないんだ(笑)
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  • [120] SS 2016/08/01 00:23

    PFCcV81F
    これ、主演が田口トモロオか何かでクドカン脚本だったと思う確か。
    まだ観てないけど見たいという事でw
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  • [119] 2016/07/31 07:33

    OeviWpAY
    朝っぱらからブンブンやってますよ

    WOWOWの編成が若干、夏休み仕様な気がする…?
    イイネ! 返信
  • [118] SS 2016/07/31 01:00

    PFCcV81F
    『処刑軍団ザップ』

    ファッションでも同じことですが、縫製も荒いダメな作りの物ばかり見てても評価出来ないわけで、要は良い物があって悪い物もあるという判断材料として常に良い物を認識しておかないと何が悪いのかという感覚さえも鈍ります。

    と言ったわけで本日ご紹介のこちらはもちろん悪い方と、特に70年代中期は三流ホラー映画の宝庫と言っていいでしょうか。ゾンビにオカルトにチャールズ・マンソンの盆踊りと、とりわけヒッピー絡みなマンソン物の中でも群れを抜いておすすめ出来るのがこちら『処刑軍団ザップ』です。

    とまぁ、原題とはまったく無関係な邦題タイトルですが、いかにこのショボい映画にお客様の足を運ばせようと、当時よく流行った謳い文句でもある「実話を映画化!」のホラ吹きコピーなど、配給会社の涙ぐましい努力があってか今では立派なカルト名作で、内容はと言いますと狂犬病の毒入りミートパイを食ったヒッピー達が次々に人を殺しまくるという単純明快さで、もちろんB級映画必須のポロリなシーンもありと、たまの夜更けにふと見返したくなる映画ではあります。
    いかにも作り物ですと丸分かりな生首が制作費の無さを訴えかけています・・・・w
    イイネ! 返信